かれこれ四半世紀ほど前に石けん洗濯を始めました。
途中、軟水器を導入しました。
硬度ゼロの水なら石けんカスは出来ないはずですが、なぜか洗濯槽の掃除をするとピロピロワカメさんがハァ~イ♪と現れます。
(これに関しては風呂の残り湯が原因だったのかもしれません)
また、全工程を硬度ゼロ軟水で洗濯して、粉石鹸もネットで完全に溶かしても、白い衣類が黄ばみます。
更に石けん臭というおまけつき。
縦型洗濯機はすすぎに水をたっぷり使えるせいか、乾かした衣類から石けん臭はしなかったですが、ドラム式にしてからは「水多め」「注水すすぎ」で4回すすいでも衣類から石けん臭がするようになりました。
粉石けんを入れ過ぎてドラム内がアワアワになって、石けんカスが出来ない軟水がゆえにすすいでもすすいでも泡が消えず、8回すすぎをすることもザラでした。
また、洗濯機ドアの内側にアワアワ石けんが残ることがあるので、洗いが終わったら一旦ドアを開けてふき取っていました。
毎回こんなことしていたら疲れます。うへぇ。
よくドラム式洗濯機の方が石けん洗濯に向いているといいますが、あれは洗いに関してだけです。
水を叩きつけるので石けんの泡立ちは縦型洗濯機よりたしかにいいです。
しかし、問題はすすぎです。
すすぎの水の量が少ないので中々泡がなくなりません。
ドラム式洗濯機にしてから粉石けん洗濯がしんどくなったので水洗いに切り替えました。
なぜ液体せっけんにシフトしなかったのかというと、オッサンとオバハンの二人暮らしでそもそも毎回洗剤が必要なのか?という疑問をもったからです。
分泌物も少ないですし、泥んこ汚れをつける子どももいないのなら、通常は水洗濯をして、汚れがひどいときだけ粉石けんを使えばよいのではないかと思いました。
というわけで、水洗濯をする生活となりました。
(水は軟水器を通したものを使用)
洗いから乾燥までノンストップで出来るのでとても楽です。
ああ、これが本当の全自動!
途中から軟水器に加えてマナウォーターも仲間に加わりました。
ある日、しまう前の夏物を粉石鹸で洗濯しました。
乾いた衣類からは石けん臭がしなかったので「よっしゃぁ!マナウォーターすげえ!」と喜んだのも束の間、アイロンをかけると石けん臭がプゥ~ンとしてきました。
着るときにフワリと動かすと石けん臭がプゥ~ンとします。
軟水器と活水器を通した水を使って、ネットでしっかり粉せっけんを溶かして、鬼のようにすすいでもこのザマです。
もう限界。
原因はおそらく、
1.すすぎの水が少ない。縦型洗濯機ぐらいたっぷりの水が必要。
2.ネットに粉石鹸は残っていないが、完全に溶けていない。
3.粉石鹸に使われている脂が酸化している。
のどれかだと思います。
どれでもないかもしれませんが、石けん臭との闘いにもう疲れたので粉石鹸はもう使わないことにしました。
汚れが気になる時だけ液体せっけんを使うことにします。
液体せっけんは石けん臭がほとんどしないので、おそらく問題なく使えると思います。